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ヘリクリサム (Helichrysum) (Helichrysum italicum)

 ヘリクリサムは小さな多年生バーブで、細い白っぽい葉と、花は房を形成し、黄色で球状の花を咲かせます。ヘリクリサムの名前はギリシャ語のヘリオスから来ていて、意味は"太陽"と"黄金"で、花の色を描写しています。ヘリクリサムは古代のギリシャから健康に良い効能を持つハーブとして使用されており、オイルはとても貴重で、その多くの効能のために求められてきました。そして肌を回復させる効果で最もよく知られています。また、永遠、不死の花として描写されており、老化防止の商品によく使用され、肌を活性化させます。ヘリクリサムは肌の吹き出物やシミやクスミを軽減する助けをするために使用され、肌の色艶を若くするように助けます。

​ヘリクリサムは消炎剤としても効果的とされているため、関節、筋肉の痛みや打撲など、身体の炎症にも対応します。また、抗菌作用や抗ウィルス作用があるほか、虫刺されにも用いられます。

使用法

  • 肌のシミやクスミに塗布して使用します。

  • 顔に塗布し、シワの発生を抑制し、若々しい肌を作るのを助けるよう使用します。

  • 額や首の後ろを塗布してマッサージし、滑らかにするために使用します。

  • ​摂取することで代謝を高めると言われています。

参考

  • ヘリクリサムオイルは実験した6種類のグラム(陽性/陰性)バクテリアに対して明確な抗バクテリア作用を示しています。(Chinou et al.1996)

  • ヘリクリサムが黄色ブドウ球菌バクテリアの諸酵素の成長と生成の双方を抑制することが見られました。(Nostro et al.2001)

  • ヘリクリサムから抽出されたアルザノールが細胞毒性がない濃度でベロ細胞においてTBHが誘発する酸化ストレスを強力に抑制することが示されました。(Rosa et al.2007)

  • ヘリクリサムから抽出したアルザノールがT細胞ではHIV-1の複製を抑制し、単球では炎症反応を促進するサイトカインの放出を抑制しました。(Appendino et al.2007)

  • ヘリクリサムは細胞毒性がない濃度で、ヘルペス・ウィルスに対して著しい抗ウィルス作用を示すことが判明しました。(Nostro et al.2003)

  • ヘリクリサムエッセンシャルオイルはHelichrysum italicum抽出物のもので、炎症酵素阻害、フリーラジカル消去活性およびコルチコイド作用などの働きにより炎症を低下させる強力な能力を有することが種々の実験研究において確立されています。 (2002年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11902802)

  • ポルトガルのベイラ大学ヘルスサイエンス研究センターで行われた研究によると、ヘリクリサムのフラボノイドとテルペン化合物は、発疹、感染症、創傷治癒の遅延など、さまざまな皮膚刺激を引き起こす可能性のあるバクテリアや真菌の増殖に対して効果がありました。(2001年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11397624)

  • アセトフェノン、フロログルシノール、テルペノイドと呼ばれるヘリクライサムオイルの特殊化合物は、臨床試験でカンジダの増殖に対して抗真菌作用を示すと示唆されました。(2014年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24239849)

  • ダーバン大学医学部の2008年の研究によると、ヘリクリサムの降圧作用は、炎症を軽減し、平滑筋機能を高め、高血圧を低下させることによって血管の状態を改善することが分りました。ヘリクリサムオイルを使用することにより観察された心臓血管への影響は、ヨーロッパの民俗医学において長年にわたって高血圧の管理および心臓の健康の保護のために伝統的に使用されてきたことの基礎を支えています。(2008年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18997985)

  • 臨床研究は、ヘリグリサムが、酸化的ストレスおよび癌の増殖を阻害する特別なフラボノイド抗酸化化合物を含有することを示しました。さらに、研究により、抽出物が放射線誘発性DNA損傷、細胞の変異および死、ならびに癌性腫瘍の増殖を防ぐのに有効であることが判明しました。その光防護活性は、特にアセトフェノンおよびフロログルシノール化合物によるものであり、動物およびヒトの研究の両方において実証されています。(2009年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2677150/)

  • Asteraceae科のヘリクリサムは、フラボノイド、アセトフェノンおよびフロログルシノールに加えて、パイロン、トリテルペノイドおよびセスキテルペンを含む多数の異なる代謝産物の生産者であり、the Department of Biology at the University of Bozok in Turkeyが行った研究によれば、これらの植物抽出物は顕著な抗菌、抗細菌、抗真菌および抗炎症作用、抗増殖活性および抗癌特性に関与していると言われました。

  • ヘリクリサムの保護特性は、部分的にコルチコイドやステロイドのように表現され、アラキドン酸代謝の異なる経路における作用を阻害することにより炎症を低下させるのに役立ちます。(2014年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24239849)

  • イタリアのナポリ大学薬学部の研究者は、ヘリクリサムの花の抽出物中に存在するエタノール性化合物のために、炎症性の消化器系の中で鎮痙作用を誘発し、腸の腫脹、痙攣および消化器官の痛みを減少させることを発見しました。(2013年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24140587)

直接塗布できます。

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