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​フランキンセンス (Frankincense) (学術名:Boswellia frereana)

 フランキンセンスは、最も高価で貴重なエッセンシャルオイルの一つとして有名で、健康にも非常に素晴らしい効能を持っています。新約聖書の中で知られているのに加え、バビロニアとアッシリアの人々も宗教の儀式や式典でフランキンセンスを燃やしていたでしょうし、古代のエジプト人もフランキンセンスの樹脂を肌をなだめるために、香水から軟膏にいたるまで、あらゆる物に使用していました。この何世紀も前からの知識は、今日のフランキンセンスの使用に貢献しています。そのなだめ、美しくする効能は、肌を活性化し、吹き出物やシミの発生を抑えてくれます。フランキンセンスは摂取することで健康な細胞機能を助ける、オイルの中の王として知られています。ディフーズや香りを嗅ぐことで、平安、リラックス、満足と充足の気持ちを高めてくれます。現在でもインドや中国の寺院や祭壇で安らぎの芳香として使用されており、世界で最も高価な香水の一つであるアムアージュもこれを主成分としているそうです。

  • 肌に塗布し、肌の細胞の活性化を促し、吹き出物やシミ予防に使用できます。

  • 首の後ろや足の裏に塗布することで、平安と安らぎの気持ちを高めてくれます。

  • ソフトカプセルに1~2滴入れて服用し、細胞機能、免疫機能、神経系機能や消化機能の補助のために使用できます。

使用法

  • フランキンセンスの抽出物が人間の白血病細胞のアポトーシスを引き起こすことが判明しました。(Bhushan et al.2007)

  • ボスウェル酸が前骨髄球性白血病細胞の分化を引き起こしながら、これらの細胞の成長を抑制することが発見されました。(Jing et al.1992)

  • ボスウェル酸が肝臓の癌細胞の増殖を抑えアポトーシスを引き起こすという効果が見られました。(Liu et al.2002)

  • ボスウェル酸が人間の結腸癌細胞の増殖を抑えてアポトーシスを引き起こすという効果が見られました。(Liu et al.2002)

  • ボスウェル酸が前立腺癌細胞のアポトーシスを誘発しました。(Liu et al.2008)

  • フランキンセンスのボスウェル酸が人間の骨髄白血病細胞株で、アポトーシスを誘発することが判明しました。(Xia et al.2005)

  • ボスウェル酸が黒白腫を繊維肉腫の深潤転移を防止、および抑制することが判明しました。(Zhao et al.2003)

  • フランキンセンスの酢酸インセンソールがマウスの脳で、おそらくは感情調整経路であるTRPVレセプターを開くことが判明しました。(Moussaieff et al.2008)

  • フランキンセンスから取り出したトリテルピンがマウスのTPAが誘発した炎症に対して著しい消炎作用を示しました。(Banno et al.2006)

  • 生体外の研究で、フランキンセンスから採れるボスウェル酸が炎症反応に関与する数種の蛋白質の発現や活動を防ぐことが判明しました。生体内の研究では、ボスウェル酸が実験的に作り出そうとした関節炎からラットを守ることが判明しました。(Roy et al.2006)

  • ボスウェル抽出物が人間の微小血管細胞の炎症反応関連遺伝子に作用することが判明しました。さらにボスウェル抽出物がカラギーナンで誘発したラットの足の炎症を軽減することも見られました。(Roy et al.2005)

  • ボスウェル酸が、マウスでは誘発した炎症と腫瘍を減少させ、培養中の人間の白血病細胞ではDNA合成を抑制することが見られました。(Huang et al.2000)

  • ​ボスウェル酸をゴマ油と一緒に使うとTH1サイトカインを抑制しながらTH2サイトカインの効果を高め、免疫反応を調節できることが示されました。(Chevrier et al.2005)

  • フランキンセンスの香りを嗅ぐと、心拍数と血圧を低下させ、不安や鬱を改善し、脳のTRPV3を活性化して思考を活発にし、副作用は見いだせませんでした。(2008年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2493463/

  • フランキンセンスは免疫機能を高め、細菌、ウィルスを攻撃し、癌細胞をも破壊することが示唆されました。(2014年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25006348)

  • フランキンセンスを摂取することで、虫歯の予防、口臭予防、口内環境を整え、感染を防ぎ、歯の痛みにも効力があることが明らかにされました。(2011年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3304380/)

  • フランキンセンスに配合されるAKBA化学物質は、放射線治療に抗体を持った特定の癌細胞を攻撃し殺すことが明らかにされました。(2012年https://publikationen.sulb.uni-saarland.de/handle/20.500.11880/22895;jsessionid=72D76D241D70C28B5ED371337E5EE07F)

  • フランキンセンスは消化器官を解毒し、胃の痛みを軽減し、吐き気を抑える働きがあることが判明しました。(2013年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3924999/) 

  • 消化酵素の分泌を促進し、排尿作用を活発化し、血行を良くし、漏出性腸症候群、慢性大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病およびIBSの症状を改善することが判明しました。(2002年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/1224488、2013年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3924999/)

  • フランキンセンスは卵巣癌細胞を殺すことが示唆されました。(the University of Leicester in the U.K. ) 

  • フランキンセンスの成分であるAKBAを脳腫瘍、乳癌、結腸癌、膵臓癌、前立腺癌および胃癌の癌細胞に接触させることで癌細胞を攻撃することが分りました。(2009年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2664784/、2011年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2206601)

  • 脳浮腫を軽減することが判明しました。(2011年https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21287538)

  • 免疫機能(IgM、lgG、サイトキネン、T細胞)を促進し、過敏症を軽減することが判明しました。(http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ptr.2320/abstract)

参考

直接塗布できます。

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