クローブ (Clove) (学術名:Eugenia caryophyllata)
クローブは歯科の超合剤としてや飴、ガムの香味として、また口内を清潔にする特質から長年使われてきました。さらに、クローブには多くの有用性があります。主な化学物質であるオイゲノールは、クローブを刺激的で活気的なエッセンシャルオイルにし、幹部を暖めるマッサージオイルとしても使われています。クローブは強力な抗酸化剤の特質を持ち、摂取することで心臓の血管の健康を助けます。料理のスパイスとしても、どのような食事やデザートにも香味を与えるとともに摂取する事での効能を発揮しま す。1滴で歯と歯茎を清潔にして口臭を防いでくれます。
使用法
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歯磨き粉に1滴加えて歯と歯茎を清潔にし、口臭を防ぎます。
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水に1滴落としてうがいに用いることで口内をすっきりさせます。
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ソフトカプセルに入れて服用することで心臓血管の健康をサポートします。
参考
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シナモン、タイム、クローブのエッセンシャルオイルが、気道の病原体のいくつかに対して抗バクテリア効果を示しました。(Fabio et al.2007)
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月桂樹、シナモン、クローブのオイルが黄色ブドウ球菌によるアルファ毒素と腸毒素Aの生成量を減少させました。(Smith-Palmer et al.2004)
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クローブ・オイルに、非常に強力な抗酸化作用が見られました。テストしたカンジダ菌株に対して、抗真菌作用も見られました。(Chaieb et al.2007)
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クローブから採れるオイゲノールとタイムから採れるチモールは、0.4mg/ml以下の濃度で、黄色アスペルギリスと虹色アルべルギリスの成長を抑制しました。(Hitokoto et al.1980)
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オイゲノールがタラ肝油の消炎作用を高めることが判明しまいた。(炎症が30%低下しました。)(Reddy et al.1994)
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マウスの実験では、オイゲノールが単純ヘルペスに対してウィルス破壊性を示し、ヘルペスで誘発した角膜炎の進展を遅らせることが判明しました。(Benencia et al.2000)
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クローブオイルは、生体内実験でも生体外実験でも、うっ血と血栓を招く血小板凝集を防止することが見られました。(Saeed et al.1994)
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オイゲノール、アルファ・テルピネオール、シナモン・アルコールのブレンドに、アメリカ・ゴキブリ、大アリ、ドイツ・ゴキブリに対して殺虫効果があることが判明しました。(Enan, 2001)
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クローブオイルに強力な白アリ駆除効果が見られました。(Zhu et al.2001)
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ブエノスアイレス大学の研究者らは抗菌剤としての有効性を評価するために、どの細菌がクローブの効力に最も感受性があるかを調べた。彼らの研究によれば、クローブは大腸菌に対して最も優れた抗菌能力を有し、また、にきびを引き起こす黄色ブドウ球菌(Staph aureus)および肺炎を引き起こす緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)に対してかなりの効力を発揮しました。
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the journal, Oral Microbiology & Immunologyに掲載された研究では、他の抗真菌治療と比較し、口の酵母感染を治療するために一般的に処方されている薬剤であるナイスタチンと同じくらい有効でり、副作用もないことが分かりました。また、カンジダを除去することに加えて、クローブエッセンシャルオイルは、腸の寄生虫を殺すのに有効であり、短期間の寄生虫の除去のための有効な治療であることも分かりました。カンジダを除去するには、2週間のクローブオイルの内服ができますが、これを行う際に医師や栄養士の指導の下に行うことをお勧めします。
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2006年にJournal of Dentistryは、クローブエッセンシャルオイルが麻酔を打つ前に注射針を打つ幹部を麻痺させるために使用されるベンゾカインと同じ麻痺作用を有することを明らかにしました。さらに研究では、クローブオイルはさらに広範囲の効果を有することを示唆しました。インド保健省の歯科医師(The Indian Department of Public Health Dentistry)は、オイゲノール、オイゲニルアセテート、フッ化物、etcと比較して、歯の脱石灰化を遅らせるクローブの能力を評価する研究を行いました。クローブエッセンシャルオイルは脱石灰化を著しく減少させるだけでなく、実際に歯を再石灰化させることも観察されました。この研究で、主流の歯科用製品をフッ素化することはメリットよりもリスクを伴うことが示唆されました。
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クローブは1g当たりブルーベリーよりも30倍多くの抗酸化物質を含むことをが判明しました。